朝が怖い。
目覚めるとそこには自分の殻をかぶったものがいて、自分を演じることで1日が始まるわけで。
いつからこうなったのだろう。
簡単に言えば、仕事が原因なんだろうが、最近本当の自分とは何かと考えるようになった。
やりたいこととはなんだったんだろう。
こうしてどこへもぶつけられない気持ちを胸に朽ちていくのだろうか。
日々の退屈。
変わり栄えのない世界。色褪せた世界。
思い出の中のセピア色の世界はもっともっと広くて、いろいろな色に満ちていて。
今は何だろう。本当につまらない。繰り返される日常に嫌気が差す。
憂鬱。
空の雲は白くて大きくて、無垢に流れては形を変える。
自分は何も変われなくなっている。決まった形。それでいいのだろうか?
失った時間は計り知れなくて、考えるほどに空しくて。空は広い___。

「前を見ろ、進め!」

声がする。
昔の自分。夢に満ちていた幼き自分。

「疲れたんだ。」

俺は答えた。

日々の退屈と憂鬱と失った時間。

感傷に浸るだけではつまらない。
変えなくては。

では、どうすればいい??

人は自分のことを恵まれているという。
世間体がそうなのは殻をかぶった自分が演じているから、そう見えるのだろう。
考えていることは誰もわからない。
自分が何者なのかもわからなくなってくる。
考えるのをやめればいいのか?

こうしてまた朝が来る。
朝が怖い___。

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